今月の新作では、
日本製のシードビーズを紡いだ
ストレッチブレスレットのシリーズ、
“play with colors series vol.1”を発表しました。
実は、このシリーズは
数年前に試作をしていたのですが、
最終的に販売には至りませんでした。
それは作品の構造上、
小粒の天然石を使用すると
ゴム紐への負担がかかってしまい、
耐久面で自信を持って
お届けすることができなかったからです。
ただ、最近になって
当時のサンプルを身につけていると、
「私も欲しい!」
と言っていただくことが度々あり、
再度試作を重ねることにしました。
その中で今回のシリーズでは、
olieの代名詞でもある天然石を
あえて使わないという決断をしました。
「受け入れてもらえるだろうか?」
と少し心配でもありました。
そんな気持ちを抱えながら、
シードビーズを組み合わせて
試作を繰り返していると、
ふと、小さい頃の記憶が蘇ってきました。
私は、小学校3、4年生の頃、
このシードビーズを用いた
作品作りに惚れ込んでいたのです。
その当時の夢は、
ビーズの先生になること。
今の私は先生ではないけれど、
もしかしたら、
近いところを歩いているのかもしれない。
当時の私は、
ただただ作ることが楽しくて。
色とりどりのビーズを使って、
自分の思い描いたイメージが
少しずつ形になっていく。
その過程そのものに、
喜びを感じていました。
これまで石を用いた作品を
メインにお作りしてきたこともあり、
石を使わない作品を作ることには
どこか躊躇している自分がいました。
けれど、シードビーズに触れながら
当時の感覚を思い出していくうちに、
「作るのが楽しい!」
という気持ちこそが、
olieの原点でもあるのではないかと
思えるようになったのです。
だから今回のシリーズを、
“play with colors series vol.1”
(色で遊ぶシリーズ vol.1)
と名付けました。
自ら築いてきたルールやしがらみもなく、
ただただ、今この瞬間に情熱を見出して
遊んでいたあの頃。
その感覚を、
もう一度思い出せるように。
そして、手に取ってくださった方にも
そんな何かが少しでも伝われば、
嬉しいなと思います。
